㊲家計が安定しない本当の理由(why households are not stable)

あなたの家計は、毎月、毎年、安定していますか?

私のように、「安定はしています。」

と心の中で思っている人は実は少ないようです。

安定ができていない理由は何だと思いますかと聞くと、答えは様々です。

「税金」「生活環境が変わる」「子供の成長」「突然の出費」「コロナ前とコロナ後」「物価上昇」・・・

列挙すると限りがございません。

 

安定するためにしている対策を聞くと、多くの人が「家計簿をつける」と答えます。

 

しかし、安定できている人からすると、家計簿で安定できるのであれば世話がないと笑います。

 

「家計を安定させることは難しい。」と思っている人の共通する考えは、おおむね家族の収入と支出は常に変動するから、安定は不可能だということになります。

 

私は、「家計において、安定させることが最初の必要な訓練である」ということを研究しており、相談者に伝えてきています。

 

いよいよ、日本の高校の家庭科で金融教育がスタートします。それだけ、若者には「今までの日本人のような考え方で、お金を使っていては、苦しくなる」と暗示されました。

 

多くの大人たちが家計の安定への重要性に理解を示すことができていないので、ポートフォリオ(財布の分け方)について間違った教育がなされないかが心配です。

 

1970年代から私の生きた約50年間の日本は、家計が安定しなくても生きてこれた気楽な時代でした。

 

家計が安定しない本当の理由は、大きな声で言うと嫌われますが、「安定しなくても(国等に)何とかしてもらえる油断」なのです。

 

お金がより仮想化した時代に見習うべきは、高度成長時代に給料が何十倍に上がっていっても家計を安定させることに励んだ少数の謙虚な人たちの行動なのです。

 

私は、総合コンサルタント(CRIFプランナー)としても、ファイナンシャルプランナーとしても、変わらずこの生き方を伝えて、資産形成をアドバイスさせていただいております。

 

(余談ですが、家計の安定のために家計簿をつけるというのは、話のすり替えです。家計簿の目的は一番に無駄遣いを減らすことです。支出を抑えることや過去を振り返ることはできても、家計を安定させることには到底結び付きません。)

 

 

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