FPの雑学 家計は収入から。「収入の原理」とは?
家計は収入からしか始まらない。日本人が教えられてこなかった「収入の原理」とは?
こんにちは。ゆとりの古里、ゆうりFPの四方です。
私たちは学校で「お金の使い方(支出や節約)」を学ぶ機会はあっても、
「お金の入り方(収入の原理)」については教わってきませんでした。
でも、家計は支出よりもまず収入から始まります。
収入の原理とは?
収入には大きく分けて、次の4つしかありません。
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労働による収入(給料・報酬)
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仲介による収入(手数料・代理業)
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投資による収入(配当・家賃・売却益)
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もらう(贈与・相続・補助金など)
これ以外に「奪う」「騙す」という形もありますが、
これは法律上「不法利得」と呼ばれ、収入とは区別されます。
年金はどこに当たるのか?
よく質問を受けるのが「年金はどの分類か?」ということです。
給料? 投資? それとも「もらう」?
答えは「もらう」に当たります。
もちろん保険料を払ってきた仕組みはありますが、
収入の分類としては「もらう」に入るのです。
収入の範囲で暮らす
来月からの収入見込み額が決まれば、その範囲内で生活をする。
人類はずっとそうやって生きてきました。
不況が訪れても、物価高に苦しんでも、
仕事で大成功して裕福になっても、
「収入が決まり、その範囲で暮らす」という図式は変わりません。
人間の心の厄介な動き
人間は「足りない」と思う生き物です。
もっと欲しいと願うのは自然なこと。
ただし、収入によって変わるのは気持ちそのものではなく、
対象物が変わるだけです。
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収入が少なければ「隣の家の冷蔵庫」が気になる。
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収入が多ければ「隣の家の別荘」が気になる。
どんな収入であっても、人は他人をうらやみ、嫉妬し、時に攻撃してしまうのです。
家計賢者の知恵
だからこそ、家計賢者はこう言います。
「他人や欲しいものを見ている暇があったら、
自分の今あるものを大事にしましょう」
人は65歳を過ぎて体が動かなくなれば、もう給料は受け取れません。
その時に笑って生活できるように、今のうちに人間を磨いておくことが大切なのです。
まとめ
焦らず、前向きに生きるために。
もし「収入への過度な期待」をやめられたなら、
それだけで家計はもっと落ち着きます。
今日から、自分の収入を受け入れて、
その中で楽しく生きる工夫を始めてみませんか?
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