22暮らし向きD.I.~ずーとゆとりが減っている~ ゆとりを増やすお仕事
暮らし向きD.I.~ずーとゆとりが減っている~ ゆとりを増やすお仕事
日本銀行が毎年実施している「生活意識に関するアンケート調査」の中で、「1年前よりゆとりが出てきた」と答えた人から「1年前よりゆとりがなくなってきた」と答えた人を引いた数字が「暮らし向きD.I.」といいます。
暮らし向きD.I.=「ゆとりが出てきた」-「ゆとりがなくなってきた」
この調査は2006年開始して以来、プラスになった事がありません。
マイナスのピークは、2008年リーマンショック時分は-62.6%
です。
例えば100人に聞いて『去年より生活にゆとりが出たと答えた人が10人』だった場合に対し、『去年より生活にゆとりがなくなったと答えた人が72.6人』いたということになります。
2017年は回復傾向で、観測史上一番マイナスが少ない結果だったとはいえ、まだ-32.4%
これは、100人に聞いて『去年より生活にゆとりが出たと答えた人が20人』だった場合に対し、『去年より生活にゆとりがなくなったと答えた人が52.4人』いたということになります。
つまり、過去10年間「去年よりゆとりが出てきたなー。」と言っている人より「生活にゆとりがなくなってきたなー。」って言っている人の方が30%以上も多く居続けているということになります。
これって個人に置き換えれば、過去10年で3年くらいは前年より生活にゆとりが出たけど、6年か7年はマイナスになったというのが、全国平均の指標になるのではと思います。
皆様は比較してみるとどうですか?それは心の余裕にもつながっているのでは・・・
〈ゆとりを増やすお仕事〉
実は我々ファイナンシャルプランナー(以下FPと略す)の中には、生活者にゆとりを生むための知識を持っている人間がいます。また、マイナスの時にプラスに近づけるお手伝いができる人間(お仕事)も沢山います。
例えば、私が知っているだけでも、がんの時にお金の相談に乗るFP、ローン破綻の時にお金の相談にのるFP、高額の買い物をした時に生活費の相談に乗るFP、働けなくなった時にお金の相談に乗るFP、転職や開業の相談に乗るFPなどがいます。
しかし、世間では利用の仕方が分かりません。お願いするにも勇気がいります。
なぜなら、FPというと保険を売り込んだり、投資をアドバイスしたりする人というイメージが定着しているため、前者が目立たなく、何やっているのかわからなくなっているのです。
同じFPでも、世間でちゃんと分かり易く2種類に分けることが出来れば、暮らし向きD.I.を今より少し回復に向かわせることが出来るのではないかと思います。
私も、保険会社や銀行、はたまたFP会社などが作成している「暮らしに役立つツール」や「暮らしのサポートソフト」などでは到底かなわない、『人間の起こす現場でのひらめき』こそが、その人の暮らしのゆとりを生むという経験を何度も積んでいるので、彼らと共に大切に「ゆとりを増やすお仕事」を続けていこうと思います。
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